グローブができるまで PROCESS

1革の選択

世界に1つしかない、天然素材ゆえのシワやキズ。
必要なのは、品質を保つための厳しい目利き。効率的に革を選び、無駄無く革を活かすことが、グラブづくりの第一歩です。カラーは10色でオーダー対応可能です。

2裁断

指の長さとポケットの深さ、ベースは裁断で決まります。
ご要望によって決定した革を、金型で裁断。基本型は10種類。プロ仕様を含めると、他に20種以上の金型があります。オーダーに応じて型を決めますが、金型がない場合は、型紙からおこしデータを作成し、自動断裁機で革を裁断しています。

3漉き・面取り

機械にはできない手の感覚が、品質を左右します。
裁断した革の厚みを調整します。パーツ別に1.2~2.3mmに調整、それぞれのパーツやポジションにより厚みを微調整します。さらに、折り返しや縫い合わせの位置に合わせてもう一度、漉き(すき)をかけます。厚みの調整は、革の状態により異なるため、人の手の微妙な感覚が重要です。

4刻印

ほぼブランクの捕球面が、上質の証。
ATOMSグラブは、約220℃で「素焼刻印」を行っています。印字が限られた範囲のみのため、革の傷を隠せません。ほぼブランクの捕球面は、ATOMSが使用する革に自信を持っていることの証です。

5縫製と返し

縫製に、グラブマイスターの力量があらわれます。
縫製はグラブ製造における花形の工程。グラブ縫製は、革の裏面同士を縫い合わせ、それを竹筒と返し棒を使い、表面にひっくり返します。力加減や棒との合わせ方など、卓越したテクニックが必要な作業です。

6裏入・張り込み

袋の合わせ次第で、フィーリングが全く変わります。
グラブは手袋2枚で構成されています。手が直接触れる「裏」と、捕球面・背面など外側を覆う「表」の2つの袋を、1つの袋にします。この作業の善し悪しでグラブの表情は変わります。フィット感に大きな差が出る、技術力が必要な作業です。

7ヘリ革付け・おさえ

ミリ単位の縫製技術で、細部まで美しく。
グラブの表袋の端に、幅3cmほどの革テープを縫いつけます。その革テープを巻き込んで、切り口が見えないように飾り縫いをします。ミリ単位の縫製技術が必要な作業です。

8芯入れ

球に負けない強度と粘りを。
親指と小指の芯を入れます。革の袋だけでは、手袋のようなもの。芯を入れることで、打球に負けない強度を作り出し、捕球時にクッションの役目を果たします。ATOMSがグラブに求める「強度」と「粘り」が、ここで生まれます。

9グリス入れ

ポジションに合わせて使い分ける、2種類のグリス。
グリスは潤滑油と接着剤の機能を持っています。ATOMSでは、潤滑性を高めるため、ポジションに応じて独自に配合した2種類のグリスを使用しています。

10紐通し

レースでの絶妙な組み立ては、グラブ作りの最終章。
グラブ作りの最終仕上げの工程が、レースでの組み立てです。この工程により、グラブの形状が決まります。重要なのは紐の締め加減。緩めに通す部分と、きつく締める部分を熟知していなければできない行程です。

11仕上げ

最後の仕上げが、使い心地を左右します。
ATOMSでは、基本的にグラブを型付け後に出荷しています。単に柔らかい材料を使い、すぐ使用できるグラブではなく、程よい硬さと柔軟性を持つ素材を使用し、使い込むことで手に馴染む「使いやすさ」にこだわったグラブを作り上げています。